洋楽レビュー:Jimi Hendrix

死後40年近く経った現在でも史上最高のロックギタリストといわれるまさに、伝説の天才ギタリスト。その影響は現在でも多くのミュージシャンに大きな影響を与え続けているており、多くのギタリストの頂点に立つ存在といえます。激しいパフォーマンスをしたことでも有名で、右利き用のギターを逆さまに構えて左利きの構えで演奏したり、ギターを指ではなく歯を使って弾いたり、また、ギター自体に火を放って燃やしたり、破壊したりするパフォーマンスは現在でも多くのミュージシャンがまねをしています。とりあえず曲を聴けば彼の天才ぶりが一発で分かりますので是非聞いてみてください。

Are You Experienced

洋楽:アー・ユー・エクスペリエンス

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表した記念すべきデビュー・アルバムです。オリジナルである英国盤、米国盤の他にも、多くの異なったヴァージョンが発売されており、特に1997年に発売された新装盤では、オリジナルの11曲に加え6曲のシングル曲が追加になっているため、これによって、今までは ベスト盤でしか聞くことが出来なかった曲もあわせて聞くことができるようになっています。

 

アルバム全体はとても聞きやすい印象のハード・ロックといった印象です。ライヴで演奏されるナンバーはこのアルバムからの曲が一番多く、Purple Hazeなどの有名な曲が数多く収録されているのも特徴です。

 

ジミは、アメリカでの下積み時代が長く、その時の大きな音を出すことが出来なかったストレスをこのアルバムですべて発散しているかのようです。そのため、全体に混沌とした雰囲気が感じられ、歪んだ爆音を叩きつけるようにプレイしているジミの姿が浮かんでくるようです。ジミのアルバムの中では、一番実験的なサウンドだと思います。これから後のアルバムでは、サイケな曲は少なくなっていきます。

Axis: Bold As Love

洋楽:アクシス・ボールド・アズ・ラブ

サイケデリックな音は控えめになり、メロディアスな楽曲が増ているのが特徴のセカンドアルバムで、ジミの代表的なバラード曲である。「Little Wing」が収録されています。

 

とはいえジミの天才的な音作りのセンスは健在で、1曲目の「EXP」、ギター・ソロでフェイザーを使用してうねるようなサウンドを作り出している「Bold As Love」に見られるように、先進的な曲も見られます。この時、フェイザーを導入するに当たって制作スタッフは、すでに譜フェイザーを用いていたスモール・フェイセスの楽曲をしてレコーディングを行ったという話しが残っています。また、ジミは、レコーディングで、音のイメージを色に例えて表現していたらしいです。天才に見えている光景はどんなものなのでしょうね。前作のデビューアルバムですでに世の中に衝撃を与えていたジミは、このアルバムの発売の翌6月にはモンタレー・ポップ・フェスティヴァルでアメリカ凱旋ライヴを行いました。

Electric Ladyland

洋楽:エレクトリック・レディランド

27歳の若さで急遺した、ロックスター、ジミ・ヘンドリックス最後のスタジオ・アルバムであり、その最高傑作といわれています。1968年10月に2枚組としてリリースされており、アメリカではビルボードのトップを飾っています。この同じ年にはエリック・クラプトン率いるクリームの名盤「WHEELS OF FIRE」や、ビートルズの「THE BEATLES (ホワイト・アルバム」というロック史にのこる2枚組みのアルバムが数多く発売されている年でもあります。

 

また、この時期のジミは、ベーシストのノエル・レディングとの関係が悪化してきており、ベースがあまり目立たない印象になっているように感じます。このアルバムは多忙の中アメリカ・ツアーの合間に録音されていて、そのためレコーディングに集中するのにかなりの集中力が必要だったと思われます。ライブでの定番曲になった名曲「Voodoo Child (Slight Return)」はこのアルバムに収録されています。

 

この頃、ジミはレコーディングに、ファンや取り巻きを連れてくるようになっており、その身勝手ぶりに、プロデューサーのチャス・チャンドラーが、レコーディングの途中にも関わらず身を引いてしまうとう事件も起こりました。そのため、ジミが好きなことをやれている印象が強いアルバムです。

check

自然なカラコン

2017/9/29 更新